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工 事 概 要

淀川大橋は1926年(大正15年)に架設され、架設後90年が経過しており、第二次世界大戦の大阪大空襲や阪神淡路大震災なども経験しています。これまで、損傷・劣化箇所の補修補強工事を実施し、適切に維持管理されてきたため、一度も止めずに供用され続けてきました。
しかし、直近の定期点検やその後の診断の結果、床版の漏水、剥離・鉄筋露出、貫通ひび割れ、補修剤の再劣化、鋼材腐食など様々な種類の著しい損傷が確認されており、床版の損傷・劣化の抜本的な対策および重量軽減による耐震対策として、鉄筋コンクリート床版(既設)から鋼床版(新設)への床版取替工事を実施することとなりました。

淀川大橋概要

橋 梁 名 淀川大橋
道路条件 路線名 一般国道2号
交通量 23,998台/12h、34,797台/24h、大型車混入率12.7%/12h
河川条件 河川名 一級河川淀川水系 淀川
計画高水量 12000m³/sec
計画高水位 O.P.+5.200m
計画築堤高 O.P.+8.100m
橋 長 724.516m
径間割 中央径間 6@32.918=197.508m
側径間 11@21.946+22.098=263.504m (大阪側、神戸側)
全 幅 員 20.828m
幅 員 構 成 2.950m+7.000m+0.928m+7.000m+2.950m
上部工 中央径間 鋼6径間単純上路式ワーレントラス橋 (リベット結合)
側径間 鋼12径間単純鈑桁橋 (リベット結合)
下部工 中央径間 円柱橋脚 (オープンケーソン基礎)
側径間 控え壁式橋台 (木杭基礎) 、小判型橋脚 (木杭基礎)
架設年月 1926 (大正15) 年8月
適用基準 1919 (大正8) 年道路構造令、街路構造令
活荷重 自動車荷重 120kN
電車荷重 300kN
群集荷重 5.0kN/m²
設計水平震度 0.40

損傷状況

新設床版として、鋼床版が採用されているのは、劣化した重たい鉄筋コンクリート床版(12,000t)を、より軽い鋼床版(4,680t)へ取替ることで、主桁への負担を減らす(7,320t)ことや、工事中の規制負担を最小限に出来る施工性の良さ、下部工の耐震性向上という理由からです。ただし、24時間で35,000台弱の非常に多い交通量をかかえており、鋼床版の疲労損傷対策が必要なため、トラス部の鋼床版厚18㍉のUリブ形式、鈑桁部は鋼床版厚14㍉のバルブリブ形式といった耐久性の高い構造を採用しています。
また、床版取替工事中に発見した損傷・劣化部については、適宜調査し必要があれば、補修・補強を実施していきます。